[日本語] 7月13日週報とお知らせ

報告

「教育部夏季キャンプ日程」

※幼年部　

日時：7/２０（主日）午後2時～21（月）午後4時　

場所：東京中央教会　地下聖殿　（東京福音教会合同）

※NEXT　

期間：7/27（主日）～7/29（火）

場所：奥多摩バイブルシャレー

次世代のために多くの関心とお祈りをお願いいたします。

「夏キャンプと希望フェスティバルのためのバザー」

６月から7月まで毎週主日、

コイノニアでバザーを行います。ぜひご参加ください。

メニュー：カレーライス（￥500）

「早天礼拝」

1日を主と共に始める教会になりますようお祈りください。

月曜日〜金曜日　午前６時（会議室）

説教要約

愛の力

本文：雅歌 8:6-7

序論

雅歌に描かれているソロモンとシュラムの娘の愛は、キリストの教会とキリストの愛をよく表しています。もしこの関係で読み解かないなら、雅歌はソロモンとシュラムの娘の恋愛物語で終わってしまうかもしれません。

人々は愛する人のために生き、愛する人のために死ぬこともあります。この世に死よりも恐ろしい力を持つ武器はないでしょう。悪魔はこの死の権威を持って、すべての人を自分のしもべとして支配しました。だから、すべての人は死を恐れます。また、死を振りかざして権威を振るう悪魔を恐れます。

しかし、愛は死のように強い力を持っています。愛する人のために死を恐れずに死ぬ人もいます。イエス・キリストは十字架上で私たちを愛するために血を流し、死なれました。

愛には偉大な力があります。愛に勝るものは何もありません。愛を断ち切る者もいません。愛を量る者もいません。愛は買うこともできません。本文では、この偉大な神の愛について語っています。

1. 死よりも強い愛

死は最も恐ろしい力を持っています。だから、誰もが死の前では身動きが取れません。そして、誰も死を避けることはできません。誰も死に打ち勝つことはできません。この死よりも強い者はいないでしょう。それゆえ、すべての人は死の前にひざまずいてしまいました。

しかし、神の愛は死よりも強い愛です。本文には、愛は死のように強いとあります。愛は死よりも強いのです。だからこそ、愛する人のために死ぬことができるのです。イエスは弟子たちに次のように言われました。

「人がその友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はない。わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である」（ヨハネ 15:13-14）

イエスは愛する者たちのために十字架にかかって死なれました。神は独り子を送り、死なせるほどに世を愛されました。死も愛を引き裂くことはできません。死よりも強いものは愛です。死のように強い愛を体験した人は、死を恐れません。イエスが十字架上で死なれたのは、私たちをあまりにも愛されたからです。

人間の究極の敵は罪と死です。誰もこの罪と死の権威の前では身動きが取れず、ただ震えるばかりです。死に打ち勝つ人は一人もいません。死に打ち勝つ力は愛だけです。この愛のためにイエスは十字架にかかって死に、そして復活されました。今や死は愛と復活の力の前で征服されてしまいました。

2. 消すことも断ち切ることもできない愛

神の愛は何ものにも消すことのできない愛です。愛は火のように燃え上がります。この愛の火が燃え上がると、何ものも、誰も消すことはできません。火は消さなければ燃え続けます。愛の火も燃え続けます。憎しみの火も燃え上がります。地獄の火も燃え上がります。この火を消す者はいません。

愛の火が燃え上がるとき、地球上のすべての川の水と海の水を引いて消そうとしても消すことはできません。洪水が起こって覆い尽くそうとしても覆い尽くされません。愛の火を誰が消せるでしょうか？ネブカドネザル王の時代にバビロンに捕らえられたダニエルの三人の友、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴが、神を愛する心と信仰のために試練に遭ったことがあります。ネブカドネザルは彼らを7倍も熱い火の炉に投げ込みましたが、彼らを燃やすことはできませんでした。それは神が愛して守ってくださったからであり、また彼らが神を愛する火を世の火で消すことができなかったからです。

初代教会時代から今まで、神を愛する火を消そうと多くの試みがなされました。聖徒たちに患難と迫害を与え、あらゆる苦痛を与えました。しかし、迫害者たちは真実な聖徒一人にも打ち勝つことはできませんでした。私たちの心の中で燃え上がる神への愛の火を誰も消すことはできません。私たちと神を結びつける愛の関係を断ち切る者もいません。パウロは次のように宣言しました。

「だれが私たちをキリストの愛から引き離せるでしょう。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。聖書に、「私たちはあなたのために一日中殺され、ほふられる羊のように見なされた」と書いてあるとおりです。しかし、これらすべてのことにおいて、私たちを愛してくださる方によって、私たちは圧倒的な勝利者となるのです。私は確信しています。死も、いのちも、御使いも、支配者も、現在のことも、将来のことも、力も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできないのです」（ローマ 8:35-39）

3. 購入できない愛

神の愛は、何をもってしても対価を支払って買うことのできない愛です。愛は財産や富やお金では買えません。もし愛が財産で買えるものなら、金持ちは皆、愛に満ち溢れているでしょう。しかし、愛はお金では買えません。貧しい人でも愛することができます。

愛には偉大な力があります。また、偉大な魅力があります。愛はデパートや店で買うことはできません。愛は奥深いものです。愛は人が作って売るものではありません。愛は神から来ます。神は愛だからです。神から来た愛だけが完全な愛です。

男女間の愛や親子間の愛、友人間の友情もすべて偉大な力を持っています。しかし、これらの愛の根底に神のアガペー愛が流れていなければ、限定的で条件付きの愛になりかねません。

この世の愛は、お金や財産である程度は買えると思うかもしれません。しかし、それは思い通りにはいきません。映画や連続ドラマなどを見ると、ほとんどが金持ちの息子が貧しい家の娘を愛します。しかし、親たちは金持ち同士で結びつけたいと思います。それで簡単には結ばれず、あれこれこじれて、結局は愛する者同士が結ばれます。結局、愛は財産では買えず、愛は身分の違いも乗り越え、国境も越えます。

愛は財産やお金で買うものではありません。愛は神から流れ出る偉大なものです。神の愛は買い取るものではありません。愛は神の贈り物です。したがって、愛は信仰によって受け入れるものです。ソロモンは国内外に1,000人の女性を妻としていました。彼女たちはほとんどが政略的にお金や財産を与えて買い取られたため、心から愛してはいませんでした。ソロモンが心から愛したのはシュラムの娘一人だけでした。シュラムの娘を愛したソロモンの愛は、財産やお金で買った愛ではありません。

4. 測り知ることのできない愛（エフェソ 3:19）

神の愛は測り知ることのできない愛です。神の恵みも測り知れません。神のなされることも測り知れません。人間は神のすべてのものを測り知ることはできません。パウロはエペソ教会のために神に次のように祈りました。

「それゆえ、私は、このひざをかがめて、私たちの主イエス・キリストの父である方、すなわち、天においても地においても、すべての家族の名の源である方の前に祈ります。どうか父が、その栄光の豊かなところに従い、御霊により、あなたがたの内なる人を力強くしてくださいますように。また、信仰によってキリストがあなたがたの心のうちに住んでくださいますように。あなたがたが愛に根ざし、愛にしっかり立つことによって、すべての聖徒とともに、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、また、知識をはるかに超えたキリストの愛を知って、神の満ち満ちたすべての豊かさにまで満たされるようにと祈ります」（エフェソ 3:15-19）

神の愛は測り知れません。それは無限の愛だからです。誰が神の永遠の愛を測り知ることができるでしょうか？誰も測り知ることはできません。神の愛は、天を巻物とし、海を墨としても、すべてを書き尽くすことのできない、測り知れない偉大な愛です。神の愛は最も偉大な愛です。

神の愛の極致は十字架の上で現れました。神が私たちをどれほど愛されたか、独り子を死なせるほどにまでされたのは、何と偉大なことでしょうか？これほど偉大な愛はどこにも永遠にないでしょう。この愛が私たちを強く促し、私たちが悔い改めて神の元に行き、救いを得たのです。

神は私たちを愛して独り子イエス・キリストを世に送り、イエス・キリストは神の御心に従って十字架の上で血を流し死なれ、三日後に復活されました。そして聖霊は私たちのもとに来られ、私たちを強く促して神を信じさせてくださいました。三位一体の神が私たちをどれほど愛してくださるかは、到底測り知ることのできない愛です。

結論

神の愛を何に例えることができるでしょうか？誰もその偉大な愛のすべてを語ることはできません。しかし、ソロモンが雅歌に記したように、私たちは神の愛は死よりも強いと言うことができるでしょう。

神の愛は、消すことも断ち切ることもできない完全な愛だと表現できるでしょう。

神の愛はお金や財産では買えないと言うことができます。それは神の贈り物です。

神の愛は測り知ることができないと言うしかないでしょう。愛を実践して生きる聖徒になりましょう。